子どものころ、「お盆を過ぎたら海に入ったらあかん」
と言われたことはありませんか。
あの世から帰ってきた霊に足を引っ張られる。
そんな、ちょっと背中がひやりとする言い伝えです。
でもこれ、ただのゾッとする話ではなく
お盆のころの海は、クラゲが増える時期。
それに、遠くの台風がよこす大波が急に届いたり、
天気が変わりやすい季節でもありますね。
昔の人はそうした危うさをよく知っていて、
「足を引っ張られるよ」という語として
子どもたちに伝えたのかも知れません。
もうひとつ、「お盆には地獄の釜の蓋が開く」
ということわざがあります。
怖い意味かと思いきや、
もともとは「お盆は地獄の鬼さえ仕事を休む。
だから人間もゆっくり休みなさい」
という意味なのだそうですね。
ここのところ、また猛暑が復活しています。
鬼も休むのですから、私たちも。
お盆明けのこの時期は、言い伝えにならって、
あわてず、少しゆっくりめに過ごして
夏の疲れをいやしてくださいね。


