立冬を前に思うこと

立冬を前に思うこと

今日は、とても暖かい一日でしたね。
半袖で出勤している、という
ニュースキャスターもいらっしゃいました。

とはいえ、暦の上では明日は『立冬』。
いよいよ冬の始まりです。

夜がぐんと長くなりました。
晩秋の夜は深く、静かで、ゆったりとした時間が流れているような気がします。

古人たちもこの時間を大切に、想いを育んでいたのでしょう。
晩秋を感じさせる詩や物語も、たくさんありますね。

ふと、かぐや姫のお話しが思い浮かびました。
物語のクライマックス、かぐや姫が月へ帰る場面は、
秋の美しい満月の夜だったはず。

日本人が、『もののあはれ』を感じるのは
移ろいゆく季節、変わりゆく自分たちの心身、人生の儚さ。

晩秋の夜長には、いろんな思いが
自然とわき上がってくるのかも知れませんね。

これからの季節、夜が一日一日と長くなってゆきます。
その深まりゆく時間を、
何か大切なものを思い出す時間にしたいと思います。

つづく