暑さ寒さも彼岸まで

暑さ寒さも彼岸まで

先日の雨を境に、一気に秋の装いを感じられるようになりました。
今年の夏は、35℃をこえる日も数知れず、本当に酷暑でしたね。

気がつけば、稲穂が黄金色を彩る実りの季節になりました。

『古事記』には、天照大神さまが稲穂を授けて
「この稲穂を育てて、日本の国を豊かにせよ」と告げられた、
という神話があるようですが、
神さまは、令和の米騒動をどうご覧になっているのでしょう。

『一粒万倍』という言葉がありますが、
お米は、ひと粒の米から万倍にも実ります。
小さなことでもコツコツ大切にすれば、大きな成果につながる。
心身の具合も、小さな積み重ねが大きな変化をもたらす。
そういう風にも、受けとめられそうです。

明日は、秋分。
陽の気がさかんな夏から、
陰の気が深まる冬へと向かう分岐点です。

過ごしやすい季節が短い昨今、
秋の味覚や読書、音楽や映画鑑賞などを楽しみつつ
からだやこころをいたわりながら、
少しずつ、寒い季節を迎える準備も始めたいですね。