さびしいとき

さびしいとき

『さびしいとき 金子みすゞ』

 私がさびしいときに  よその人は知らないの
 私がさびしいときに  お友だちは笑うの
 私がさびしいときに  お母さんはやさしいの
 私がさびしいときに  仏さまはさびしいの 

金子みすゞさんの詩の中でも
特別に私のこころに響く作品のひとつです。

さびしいときに友達は
元気づけてくれるかも知れません。

お母さん、またはお母さんのような人は
やさしく包んでくれるのかも知れません。

仏さまや神さまなど、大いなる存在は
私と同じように、さびしいのですね。

時には、元気づけられるのを、すこし負担に感じるときや
やさしさに触れると、申し訳ないような気持ちが生まることも。。。

けれど私がさびしいとき
『さびしいね。』と
ありのままを受け止めてもらえると
何だか安心してきそうです。

金子みすゞさんの詩は、
『さびしいとき』の他の作品も
わかりやすい言葉で、奥深く、美しくて
優しく、目線が高く、心魅かれます。

みなさんも、お好きな詩がありますか。